ヘタレ攻略日記その22

父さん。最近の僕は死んでばかりいます。仲間たちもガツガツ死んでいます。
死→ザオリクで復活→また死
こればかりを毎回毎回繰り返しています。次第に感覚が麻痺してきそうです。


というのも、ちょっと僕が目をつけたターゲット、ホークブリザードがデートの度にザラキを唱えて、僕らを好きなだけ死に誘うのです。こんなに苦いデートは初めてです。早く口説き落としてコイツのことは無視の方向で進みたいです。
が、この子もなかなか手強い。あとどのくらい頑張れば口説き落とすことができるのか、まったく予想がつきません。
しかも今の僕はこの子の他にもキラーマシーングレイトドラゴンといったターゲットも存在しており、この子達がいっぺんに現れるとどの子を最後まで残すかとても悩みます。どの子も手強いので、数百回のデートをしないと落ちないと思われるだけに非常に悩むのです。
はっきり言ってツライです。僕の宿命の敵はすぐそこにいるのに、こんな子達に手間取っている自分が嫌になります。どうしてこんなことを初めてしまったのか本当に悔やみきれないくらいなんですが、やり始めたからには最後まで…頑張るよ、父さん。


今はね、グランバニアに戻ったりすると町の人々がこの僕のウワサのノートを見たいと集まってくるんだけど、だんだんそれもなくなってくると思うんだ。「まだやってるの?」とか言いたげな、町の人たちの冷たい視線を感じそうな気がするんだ。僕だってさっさと進めていきたいけど、そう僕も暇じゃないんだ。王様としての事務的な仕事もあるからね。それと並行してやってるとどうしても時間がかかってしまうんだ。でも、そんなの他の人には関係ないからね、そういう意味でも僕、ツライ。
早く、早くこんな旅、終わらせたい。終わらせたいよ、父さん…。